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大和朝廷の皇統・鷲住王が拓いた“独立王国の積み重なる歴史”

約1600年前の応神王朝の時代、景行天皇に連なる鷲住王がこの地域を領有し今も残る大山神社を拠点に、海部川、宍喰川、野根川流域の経営に努めていたことが記録されています。
大山神社は、宍喰・野根両河川の分水嶺に鎮座し、両水系の集落を結ぶ山道も張り巡らされ、交通の要害であったことが伺えます。
鷲住王は、稲作を殖産し、猪や鹿などの山の幸、鮎に代表される川の幸、米をはじめとする里の幸に恵まれた、食材の王国をつくりあげたのです。
対岸の和歌山の人々は、この地を、生命の楽園、”西方浄土”として賛美し、憧れ続けてきたと伝えられています。こうした歴史と魅力を持つ鷲住王の王国は、悠久の時を経て、「南四国アイランド」と名付けられ蘇りました。